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腟の中のイボイボが…心配なんです!

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先日、私のクリニックに電話が掛かってきました。


「20才で未婚です」という女性は、
「なかなか人には聞けないことですが、心配になってしまって・・・」と
蚊の鳴くような言ったきり、黙ってしまいました。
「どんなことでもちゃんと聞きますから、安心して話してみてください。」と
私がゆっくり声を掛けると、
しばらくためらった後、電話をかけてきた理由を話してくれました。


「先生、私の性器の中にたくさんのイボがあるんです。
腟の中なので自分で見れないので指を入れて触ったらわかったんです。
人差し指を入れきって、左の方を触るといっぱいイボイボがありました。
でも、右の方はイボイボがないんです。
外陰部を見てもイボはないです。
これは尖圭コンジローマでしょうか?
3,4ヶ月前に産婦人科に行った時は何も言われなかったんですが不安です。
教えて下さい」


というのが、彼女が語った内容でした。


女性は自らの陰部に対して極端に無関心な方がいる一方、
この女性のように逆に強い好奇心を持つ方がいます。
自分の体に関心を持つことは、決して悪いことではありません。
このことにより、新たな情報が得られるからです。


この女性の場合、
3,4ヶ月前の産婦人科検診では、何も異常を言われなかったわけですから、
おそらく、問題ないと考えられます。
というのは、その時に外陰、腟内、子宮頸部の診察(視診)を受けているはずです。
もし異常所見があれば、医師から何らかの告知、報告があったことでしょう。


そもそも腟壁というのは粘膜におおわれ、
その粘膜面には横に走るヒダがたくさんあります。
このヒダは正中部で集合し、前壁と後壁で中央に縦に走るヒダになっています。
このヒダは出産の経験のない人に多く認められます。
この女性が触った腟内のイボイボは、
おそらく、このヒダではないかと思われます。


しかし、電話で聞いた情報だけでは断定的なことはわかりませんので、
この女性が心配している尖圭コンジロームの可能性も否定できません。
彼女には腟壁について詳しく説明した上で、専門医を受診することをお勧めしました。
彼女は「はい、今度受診させていただきます」と、明るい声になって電話を切りました。


体のことは一人で悩んでいてもなかなか解決できません。
ぜひ、勇気を出して専医の扉を叩いてみてください。
それが悩みの解消への第一歩です。




2009年05月13日

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