泌尿器科専門医 ドクター尾上の医療ブログ:泌尿器科専門医 ドクター尾上に寄せられるさまざまな性感染症のトラブルについて専門家の立場からお答えします。

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ソープ嬢の嘆き!レズプレイで不安なことが・・・

先日、私の診療所にベテランの39歳ソープ嬢が相談にやってきました。
内容は『先生、私の咽を見てほしいんです・・・。』とのこと。
風俗に働く女性は性感染症と常に隣り合わせの危険がありますが、
特に心配なことが先日あったというのです。


『実は、先日お客様の御趣味からソープ嬢同士でオーラルセックス(クンニリングス)を
する機会があったのです。
このお客さんは60歳の紳士で常連客なんですが、いつも酔っぱらって来て、
風俗嬢のレズプレイを見て楽しんでいきます。


いつも自分は参加しないのですが、先日はたまたま参加する羽目になってしまいました。
そして私がパートナーに指名された女の子の外陰部を愛撫(クンニリングス)した際、
外陰部から猛烈な臭いを感じました。
その臭いがあまりにもすごかったので、咽の感染症が心配になったのです。
今回は、レズプレイをいつもやっているソープ嬢がたまたま休みだったので、
仕方なく初対面のソープ嬢と組んでのプレイ。
よく知らない相手だけに、相手が何かの感染症にかかっていないかどうかなど、
よくわかりませんでした。
それもあり、心のモヤモヤが晴れません。
いっそのこと、咽の淋菌・クラミジア検査を受けてみた方がいいでしょうか?』


彼女の相談はこんな内容でした。
そうなんです。咽頭に淋菌やクラミジアが感染しても、実はほとんど症状がでません。
従って“口腔咽頭は性感染症の温床”になりがちです。
ですから、「あれ?おかしいぞ?」と思った時や「症状はないけれど心配な事があった時」には
咽頭の検査をおすすめします。
検査は簡単に受けられます。


そして「心の平和を勝ち取りましょう」



2008年11月05日

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