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「千葉県皮膚科医会学術講演会」が開催されました。

「千葉県皮膚科医会学術講演会」

私は今回、この講演会で性器ヘルペスのお話をいたしましたので報告いたします。

講演会の内容は下記の如くです。

「千葉県皮膚科医会学術講演会」

【日時】 2013年5月30日(木)

【会場】 京成ホテルミラマーレ 6F ローズルーム

千葉県中央区本千葉町15-1

【座長】 そが皮膚科院長 児島孝行先生

【演題1】 『ウイルスの最近の話題』

【演者】  富山大学医学薬学研究部ウイルス学

教授 白木公康 先生

【演題2】『性器ヘルペス臨床の最前線』

【演者】宮本町中央診療所

院長 尾上泰彦 先生

共催:千葉県皮膚科医会/マルホ株式会社

私のプレゼンテーションの内容は

性器ヘルペスの特徴

発症のメカニズム

診断・検査

臨床例の実際 初感染例 再発例

治療

鑑別診断

です。

 臨床的特徴としては

比較的多い性感染症です。

■HSV 1型または2型の感染によります。

初感染時、約70%の症例で無症状に経過します。

初感染は症状が激しく、再発では症状は軽くなります。

初感染後1年までは、無症候性にウイルス排泄が多く認められます。

初感染者のパートナーの約75%は罹患していることに気付いていません。

受診してくる患者は再発例が約95%とかなり多く、初感染例は少ない。

以上です。

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2014年06月05日

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