泌尿器科専門医 ドクター尾上の医療ブログ:泌尿器科専門医 ドクター尾上に寄せられるさまざまな性感染症のトラブルについて専門家の立場からお答えします。

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性感染症は性器以外にもひろがるの?

トリコモナス、カンジダ、ケジラミ症などは、腟や性器の周りに感染するだけで 体内に広がりませんが、淋菌、クラミジア、梅毒、HIV,B型肝炎などは、外性器を感染の 入り口として体内深く侵入します。

淋菌、クラミジアは尿道、子宮頸管の感染を放置すれば、精子、卵子の通り道を逆行して 精巣上体炎(副睾丸炎)、卵管炎を起こし、精子、卵子の通り道を閉塞して不妊を生じます。
男性の精巣上体炎は腫大、疼痛を自分で触って病変を自覚できますが、女性の卵管炎の症状は、下腹部痛などの症状が軽いこともあり、病気の正確な認知が 困難です。

自覚症状が乏しいクラミジア頸管炎は治療機会が得にくく、放置されがちで、 「卵管閉塞による不妊」の最大原因です。梅毒、HIV、B型肝炎は血流にのって全身に ひろがります。


怖い!怖い!


2007年09月07日

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