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安全なセックスとは?

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今回は、安全で健康なセックスとは、どんなセックスなのか考えてみたいと思います。
一言で言えば、「特定のパートナーとの愛のあるセックス」ということになるわけですが、
今回は、医学的な観点から、少し知見を加えて、深く考えてみたいと思います。
答えは、簡単ではありませんが、私なりに思うところをまとめてみました。

キーワードは、「ウェットなセックス」です。
安全なセックスを行うには、お互いの性器が濡れることが必要です。
ドライなセックスは危険です。お互いの性器が傷つくからです。
若くて健康な方は、自然と濡れてきますから、心配はいりません。

それではどうして濡れるのでしょうか?
男性側からみていきましょう。
若い男性であれば性的な刺激により、尿道口よりぬるぬるした透明な潤滑液が出てきます。
これが俗にいうガマン汁です。
ガマン汁の正式名称はカウパー腺(Cowper腺=尿道球腺)液といいます。
医学的に言うと、カウパー腺は尿生殖隔膜内に左右一対みられます。
カウパー腺は尿生殖隔膜(陰茎の尿道海綿体部と前立腺部の間の膜)を通り、尿道海綿体部の尿道部につながっています。
性的興奮により、アルカリ性の透明な粘稠性のある液を分泌され、それが尿道口から出てきます。

このカウパー腺からの分泌液は、精液の10%~20%を占めるとされています。
男性の尿道は普段、尿路として弱酸性の状態にあり、これが尿道の感染防御機能を果たしています。精子は酸性状態が苦手です。

一方、カウパー腺液は弱アルカリ性で尿路を中和します。
これにより精液・精子が通過するのに良い環境が整えられたことになります。
射精現象に備えるということです。
そういう理由でカウパー腺液は尿道を尿路から精液路に変えるリセットボタンとも言えます。
この潤滑液が安全なセックスを行う上で、大変重要なのです。
性的興奮により、アルカリ性の透明な粘稠性のある液を分泌され、それが尿道口から出てきます。

次回は女性側の話をしますね。
楽しみにお待ち下さい。




2011年05月09日

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