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包茎の悩み~俺は真性?仮性?どっち?(その2)

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前回から包茎についてお話ししています。

前回は「包茎であることに必要以上に劣等感やコンプレックスを持つ必要はない」
というお話をしました。詳しくはバックナンバーをご覧ください。
さて、今回は包茎の「真性」「仮性」に関するお話です。

私のクリニックに包茎に関して受診してこられるかたは、
大抵まず「先生、私の包茎は真性でしょうか、仮性でしょうか?」と尋ねられます。
しかし、包茎を「真性」あるいは「仮性」と二つに分けることは大変、雑な分け方だと思います。
もっと細かく分けてみると理解しやすくなります。

実際には包茎の状態は千差万別で、真性包茎と仮性包茎の間にはその中間形がいくらでもあります。
これは学術的な分類ではありませんが、私は患者さんが理解しやすいように5段階の程度に分類してお話ししています。

(1)真性包茎で、最も程度が強いのは、包皮輪(包皮の先端部分)が狭小で、
弛緩時(非勃起時)でも包皮が剥けず、亀頭がまったく見れない状態。

(2)弛緩時(非勃起時)であれば、無理すれば亀頭の一部がどうにか見ることができるが、
亀頭の露出はできず包皮を剥くことは不可能な状態。

(3)弛緩時(非勃起時)には剥けて亀頭を露出できるが、勃起時には包皮輪が狭小で剥くことができない状態。

(4)弛緩時(非勃起時)には剥けて亀頭を露出できるが、勃起時には包皮輪がやや狭小。
無理すれば剥くことができるが、包皮輪を元にもどすことが難しくなる状態。

(5)仮性包茎で弛緩時(非勃起時)でも勃起時でも包皮を剥くことができ、亀頭を露出できる状態。

さー、どうでしょう?男性諸君の中で、この中で自分に当てはまるものはありますか?

次回はさらに、上記の状態の中で注意が必要なもの、また包茎の手術についてお話ししましょう。


2010年10月12日

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