泌尿器科専門医 ドクター尾上の医療ブログ:泌尿器科専門医 ドクター尾上に寄せられるさまざまな性感染症のトラブルについて専門家の立場からお答えします。

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日本性感染症学会誌掲載

「日本性感染症学会誌2009年7月号」に掲載されました。

著者名 余田敬子(東京女医大 東医療セ 耳鼻咽喉科)、尾上泰彦(宮本町中央診療所)、海野壮(ロシュ・ダイアグノスティックス)
資料名 日本性感染症学会誌
巻号ページ
(発行年月日)
Vol.20, No.1, Page.127-133 (2009.07.10)
抄録 性感染症クリニック女性受診者116例(19-57歳)を対象とし、淋菌およびChlamydia trachomatisの検査としてリアルタイムPCR法を用いた新しい核酸増幅検査法COBAS TaqManCT/NG(CTM)の有用性をBDプローブテックET CT/GC(SDA)、AMPLICOR STD-1(PCR)と比較検討した。検体は、うがい液(CTMでのみ検出)、咽頭スワブ、子宮頸管スワブとした。陽性者数は咽頭淋菌がCTMうがい14例、スワブ11例、SDA15例、咽頭クラミジアはCTMうがい7例、スワブ4例、SDA8例、PCR6例、性器淋菌はCTM9例、SDA9例、PCR6例、性器クラミジアはCTM27例、SDA26例、PCR30例であった。以上、うがい液、咽頭スワブ、子宮頸管スワブのいずれの検体でもCTMは淋菌とC.trachomatisの検査として有用と考えた。
シソーラス用語 *淋菌、*トラコーマ病原体、淋疾/診断(DI)、クラミジア感染症/診断(DI)、細菌検査、PCR法、検査キット、遺伝学実験技術、*遺伝子診断、微生物検査、咽頭、子宮頚管、生体試料、罹患率、女性、ヒト



2009年11月04日

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